UVSOR Lunch Seminar (2002-04)

日時:7月24日(水曜日)12:00〜12:35(talk:30min + discussion:5min)
場所:UVSOR棟304号室(共同利用研究室)

講演者:斉藤 勝彦 氏
所属:東北大学大学院工学研究科

タイトル:多層膜偏光子を用いた極紫外磁気旋光分光

要旨:我々は、UVSORを利用させて頂いて3d遷移金属のM_{2,3}吸収端近傍領域で
磁気旋光分光実験を行っている。これは入射光の偏光状態と、磁化した試料から
の透過光(あるいは反射光)の偏光状態を測定し、両者の違いから試料の磁気的
情報を得るもので、偏光状態の計測には極紫外領域用に開発した多層膜偏光子を
用いている。セミナーでは、極紫外・軟X線領域での偏光計測を可能にする多層膜
偏光子の製作法と、透過型(反射型)磁気旋光分光法であるファラデー(磁気カー)
回転実験の実施例を紹介する。