Date&Time: Oct. 4, 12:00-12:35
Place: UVSOR Build. #304 (User's room)

Speaker: Prof. Toshihiko YOKOYAMA
Affiliation: Department of Molecular Structure, Institute for Molecular Science


Title: Ultraviolet threshold photoemission magnetic circular dichroism using
UVSOR-II FEL for photoemission electron microscopy


日時:10月4日(水曜日)12:00〜12:35
場所:UVSOR棟304号室(共同利用研究室)

講演者:横山 利彦 教授

所属:分子科学研究所・分子構造研究系

題名:UVSOR-II FELを用いた紫外しきい値光電子磁気円二色性と光電子顕微鏡

要旨:紫外磁気円二色性(UV MCD)はX線磁気円二色性(XMCD)に比べて通常感度が
桁違いに低いが、我々は仕事関数しきい値付近の光電子を用いると飛躍的に改善
されることを実験室系で見出した[PRL96(2006)237402]。この際は仕事関数を下げる
ためCs蒸着磁性薄膜を利用したが、今回UVSOR-IIFEL(230nm付近)を利用し、
清浄Ni/Cu(001)薄膜でも同様の感度でUV MCD観測ができたので報告する。
これによりこれまで専らXMCDが利用されてきた光電子顕微鏡(PEEM)でも
光エネルギーのチューンによりUV MCD PEEMが可能であることが示された。
既にHeCdレーザーを用いたMCD PEEM観測に成功しており、FELを用いたPEEM測定を
早急に行いたい。