BL6B 気体の赤外・テラヘルツ分光
概要
シンクロトロン放射(SR)は、VUVや軟X線(SX)領域だけでなく、赤外線(IR)やTHz領域においても優れた性能(高輝度・高フラックス)を発揮します。BL6Bは、IRおよびTHz領域をカバーしています。1985年に建設された以前のビームラインであるBL6A1は、IR-SR研究の先駆けとなりました。このビームラインは2003年度末に運用を終了し、2004年度に新しいIR/THzビームラインであるBL6B(IR)が建設されました。図1に示すように、第6偏向電磁石ダクトを含むフロントエンド部分は、マジックミラーを用いて受光角(215(H)×80(V)mrad2)がより広いものへと置き換えられました。このエンドステーションには2つのマイケルソン干渉計が設置されており、 うち1台は(Bruker Vertex70v)は、30~20,000 cm-1(hν = 4 meV ~ 2.5 eV)という広いスペクトル領域をカバーしているため、大型試料(最大数 mm)の反射・吸収分光測定や、微小試料(最大 数十 μm)のIR/THz顕微測定を行うことができます。反射・吸収分光測定用に、最低温度4Kの液体ヘリウム流式クライオスタットが設置されています。もう1台の干渉計(Jasco FT/IR-6100)は、350~15,000 cm-1(hν = 45 meV ~ 1.8 eV)の波数範囲をカバーしており、2014年度より赤外顕微イメージング測定が可能となっています。また、ダイヤモンドATRプリズムを用いたATR測定も行うことができます。


Technical Data
| Interferometer | Michelson (Bruker Vertex70v) | Michelson (Jasco FT/IR-6100) |
| Wavenumber Range (Energy range) | 30-20,000 cm-1 (4 meV-2.5 eV) | 350-15,000 cm-1 (45 meV-1.8 eV) |
| Resolution in cm-1 | 0.1cm -1 | 0.5cm -1 |
| Experiments | Reflectivity and transmission spectroscopy THz Microspectroscopy | IR microscopy imaging(JASCO IRT-7000)ATR spectroscopy |



