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研究テーマ

  分子科学研究所 田中研究室は、2014年4月から発足した研究グループです。 高輝度で指向性の高いシンクロトロン光を利用した角度分解光電子分光という手法により、強相関電子系とよばれる物質の電子構造の解明を主な研究テーマとしています。 強相関電子系では、電子の密度が非常に高いため電子同士が互いに強く相互作用しあい、固体物理学の基本理論であるバンド理論では電子の運動を説明できません。そして従来理論の予想を遥かに超えたきわめて多彩で面白い物性、 例えば高温超伝導、巨大磁気抵抗、非フェルミ液体などが出現することがこれまでの研究でわかってきました。このような、強相関電子系物質は、電子の電荷・スピン・軌道を制御することで、これまでのエレクトロニクスを凌駕するスピントロニクス、 強相関エレクトロニクスの電子デバイスになる可能性を秘めており次世代のエレクトロニクスを担う物質として期待されています。これらの物性は、物質のフェルミ準位のごく近傍の電子状態が担っていて、その電子状態を観測することは物性発現機構の理解、 そして新物性の発見には欠かせません。
  私たちのグループは、UVSOR-Vのシンクロトロン光を使って、強相関伝導系物質(主に、銅酸化物、鉄系高温超伝導体など)の分光実験を行うことで、電子状態を直接観測する研究を行っています。シンクロトロン光は、テラヘルツ・遠赤外からX線まで切れ目のない連続な光であり、かつ高輝度でかつ偏光特性に優れており、実験室とは違った全く新しい分光実験を行うことができます。また強相関電子系物質では、電子の電荷に加えて、スピンが物性に大きく寄与します。そこで世界に先駆けて、固体中の電子の運動だけでなく、そのスピンの情報まで同時に取得できる分光装置の開発を行っています。新奇機能性を生み出す電子構造を観測するために、シンクロトロン光を使った新しい分光法を開発し、様々な物質の興味深い物性の発現機構解明を目指しています。


研究ハイライト


Under Construction...

ニュース

2019.03.26 加藤政博教授(UVSOR)が広島大学へ、PDの郭磊さんが名古屋大学へ転出されるため、送別会を開催しました。

2019.02.23 東京大学物理学専攻の藤森淳教授の最終講義が行われました。

2019.02.23 中京テレビにて、UVSORのBL4Uが「はやぶさ2」の研究で紹介されました。

2019.02.22-23 The First International Workshop on Momentum Microscope & Spectroscopoy for Materials Scienceが開催されました。

2019.02.11 出田真一郎 助教がSixth Banff Meeting on Structural Dynamicsで招待講演を行いました。

2015.06.01 松波雅治 助教が豊田工業大学の准教授としてご栄転されました。

2015.04.01 田中グループの助教に出田が着任しました。

2014.04.01 田中グループが発足しました。

更新情報

2019.4.17 UVSORメンバーの集合写真を更新しました。

2019.4.16 PUBLICATIONSを更新しました。

2019.3.12 ニュースを更新しました。

2019.2.22 ニュースを更新しました。

2019.2.7 田中研究室のホームページをアップロードしました。